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【仮面】

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【仮面】

【仮面】(ペルソナ)とは、『ファンタシースターオンライン2』に登場するエネミーおよび登場人物

項目 詳細
種族 ダークファルス
武器 コートエッジD、コートダブリスD
年齢 不明
CV 神谷 浩史(EPISODE1〜EPISODE2 第6章以前)
木村 良平 / 日笠 陽子(EPISODE2 第6章〜)


概要

仮面をかぶった正体不明の人物で、ストーリーの序盤から度々主人公の前に現れる。
アークスで使用されているソードやダブルセイバーと同種の外見の武器を所持している。
担当声優はEPISODE2第6章以前は「神谷 浩史」だったが、6章からは「木村 良平」と「日笠 陽子」のダブルキャスティングとなっている(主人公の性別によって変わる演出)。

人物像

ダークファルスであるということ、主人公を執拗に狙っているということ、何かを探している[1]ということ以外は一切が謎のままであった。
ダークファルスの一人であるということも、EPISODE1の第8章以降に判明したもので、それ以前は「仮面を被った謎の人物」ということしか解らなかった。

一人称は「私」、二人称は「貴様」。特定の相手には「きみ」を用いる(EPISODE3 第7章のみ)。
物語の鍵を握る重要人物でもあり、それが判明するのはEPISODE2終盤になってから。
出番自体は、EPISODE1の序盤から登場している。

エネミーとしての【仮面】

エマージェンシートライアル専用、またはストーリークエストのボスエネミーとして出現する。
使用武器はソード(コートエッジD)だが、EPISODE2の終盤からはダブルセイバー(コートダブリスD)を所持した状態で出現するようになった[2]

詳細はPSO2 wiki【仮面】を参照。

人間関係

一切が不明。

……だった。
他のダークファルス達と一堂に会するイベント(後述)はあるが会話を一切せず無言を貫いていた。
その際、ダークファルス【若人】(アプレンティス)からは「ペルソナ」と呼ばれている。

主人公、またはマトイに対して並々ならぬ執着心を持っているようで、2人の殺害を目的としている。

EPISODE1での【仮面】

第1章の「ずっと明日を待っていた」の分岐ルートで初登場。
何か(誰か)を探し回っているらしく、アークス研修試験のため森林で実地戦闘を行なっていた主人公アフィンの前に現れた。
強敵の気配を感じ取り乱入したゲッテムハルトに妨害され、撤退。

その後も第2章「不気味なナベリウス」分岐ルートに登場。
ダーカーを使って何かを探している様子で、主人公に遭遇し一戦交えるもゼノエコーも同行していたため撃退される。

第6章の「龍に託されたもの」分岐ルートにも登場するが、龍族の戦士コ・リウに撃退された。

第8章「終わりの始まり」分岐ルートでも出番はあるものの、分岐が出現するのはEPISODE2になってから。
8章でダークファルス【巨躯】(エルダー)の復活後、緊急クエスト「深遠に至りし巨なる躯」クリア後のイベントフィールド「エンド・クラスター」で、前述したように他のダークファルス達と顔を合わせている。

EPISODE2での【仮面】

EPISODE2では、第2章「いままでと、これから」の分岐ルートで出現する歴史改変ルートの「終わりの始まり」追加シナリオ「A STEP TOWARD THE FUTURE」に登場する。
主人公マリアサラ【巨躯】を撃破しようと戦っているところに現われて妨害を行なった。
この時にマリアが【仮面】のフォトンの感じに憶えがあるような素振りを見せている。

その後の第6章、10年前の市街地を舞台にした「わたしが生まれたその理由」で再登場。
主人公と同じ姿で【若人】二代目クラリスクレイスの戦闘に割って入り[3]、油断した二代目クラリスクレイスの身体に剣を突き刺した。
主人公が駆けつけた時、彼女の身体からはダーカー因子が溢れ出し、ダーカーないしはダークファルスのような何かに変貌しようとしていた。

事の成り行きを観測していたシャオが、仮面の下の素顔を観て驚愕する。
【仮面】はプレイヤーと同じ時間遡行能力を持ち、その肉体構成も同じパラメーターであると。
苦しむ二代目クラリスクレイスを前に、プレイヤーに向かって、言う。
「彼女はここで死ぬべきだ」と。それが彼女のためでもある、と。

ここでようやく【仮面】がEPISODE1で探していたものがマトイ、あるいは『白錫クラリッサ』のことであったと判明する。
そして、これ以降はメイン武器がダブルセイバーの「コートダブリスD」に変わり、Eトライアルで出現した時もCVが木村良平 / 日笠陽子になった。

EPISODE3での【仮面】

【仮面】 EPISODE3第7章より

EPISODE3になってからはプレイヤーの前に頻繁に現れ、助言とも苦言ともとれる言葉を残して去って行くようになった。
内容は一貫して、マトイの殺害を促すものと、プレイヤーが何をどう選択しても無駄な足掻きに過ぎない、ということ。

第6章の「大切なひとを守るために」では、誰もいなくなった黒の城・広間に残された『白錫クラリッサ』を拾い、いずこかへと向かう演出がある。

その後、第7章「決断の日」でナベリウスの森林に主人公を呼び出し、自ら正体を明かした。
【仮面】は、マトイが【深遠なる闇】になるのを阻止しようと何度も何度も時間遡行を繰り返し、
足掻き続けた主人公自身の成れの果てだった。

結局、今回もマトイが【深遠なる闇】となる未来は避けられなかった。
だから今の内にマトイを殺しておかねばならない、と主人公に話を持ちかける。
主人公の決断は……。

EPISODE3 第7章

第7章のストーリークエストには分岐ルートがあり、それが「決断の日」と「あなたが生まれたその理由」である。
「決断の日」を初めて受注した時は選択肢が一つしか現れず、否応なしに【仮面】に協力することとなる。
【仮面】と向かった先は、【深遠なる闇】の影響で様相が変わったナベリウスの遺跡。
かつて、10年前に時間遡行した主人公が、二代目クラリスクレイスであったマトイと語らった場所でもある。
そこにマトイはいた。

彼女にはもはや誰の声も届かないと【仮面】は言う。
「マトイ・ヴィエル」という異形と化しプレイヤー達に襲いかかってくる。
それを迎撃し、弱ったヴィエルを【仮面】が背後から羽交い絞めにして、言う。
ここで私ごと彼女を殺せ、と。
主人公が2人に刃を突き立てると、長い呪縛から解き放たれたように【仮面】は消滅して行った。

 ああ、長かったな……
 ここまで、とても、長かった……

マトイもまた、「これで、よかったんだよ」と言う。
これで世界は平和になる、何も悲しいことはない。楽しいことしか起こらない。
だから、主人公には

 ……泣かないで。笑ってて。

プレイヤーが思わずマトイを抱き締めようと近づくが、彼女はそこで消滅した。
後に残されたのは、彼女を貫いた刃――。
それを拾い上げ、場に燻っていた闇のフォトンを掌に集めると、主人公の姿は【仮面】へと変質した。

2度目の受注では選択肢が増えており、【仮面】と協力してマトイを救うルート「あなたが生まれたその理由」が解放される。

【仮面】 ヒューナル体

そのルートでは、【仮面】は『白錫クラリッサ』[4]を使ってシオンの意識を呼び起こし、マトイの身体に蓄積していた膨大な“闇”を
自らが引き受け【深遠なる闇】の器となり、ヴィエルの形状を受け継ぐ形となった(エネミー名「ディーオ・ヒューナル」)。

主人公とマトイ[5]が意識下でシオンと【仮面】と会した時、
【仮面】は泣いているマトイの頭を撫で、こう言っている。

 ……きみは知らないだろうが きみと私は、ひとつ約束をした。
 ……泣くな。笑え。

備考

EPISODE2の終盤(第6章)までは声優が神谷浩史であったため、ユーザー間での【仮面】の正体についての議論ではカスラではないか?という声も(一部で)見られた。

EPISODE3第7章「あなたが生まれたその理由」でマトイを殺す選択をすると、【仮面】は「結局、私の出した答えはそれだったのだな」と言い残して去って行く。

意識下での会話「(マトイと)ひとつ約束をした」とは、「決断の日」でマトイに言われた「泣かないで、笑ってて」という言葉のことと思われる。

その後、2015年10月28日に実装された緊急クエスト「世界を壊す流転の徒花」にて、【深遠なる闇】として惑星ナベリウスの遙か上空に顕現した。
また、同年12月9日の期間限定緊急クエスト「氷上のメリークリスマス4」と同時に「ヒューナル体」である「ディーオ・ヒューナル」が実装されている。
詳細は関連項目および外部リンク(PSO2 wiki)を参照のこと。

注釈

  1. 脚注:その「何か」も『25thアニバーサリー ファンタシースター ビジュアルクロニクル』では「何を探しているのか本人にもわかっていない」と曖昧に表現されていた。
  2. 脚注:ソード状態でも出てくるため、ソード形態が削除されたというわけではない。
  3. 脚注:正確には割って入ったと言うより、アークスを人質に取られ苦戦している二代目クラリスクレイスに加勢する形で参戦し、彼女の油断を誘った。
  4. 脚注:第6章「大切なひとを守るために」でクラリッサを拾った【仮面】は、「決断の日」でマトイを救うために時間遡行してきたものと思われる。
  5. 脚注:ここではマトイの記憶が完全に戻っていることの演出上か、EPISODE3で着ていた「イデアクラスタ」ではなく二代目クラリスクレイスの時の衣装「イノセント・ワン」と髪型になっている。

関連項目

外部リンク


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